飼い主『フォルテ、ピアノ。今年も1年お疲れ様でした。来年もよろしくな。』

フォルテ『おつかれさま。ってまたあしたから おんなじことやるんだろ？』

ピアノ『えっ、これまだつづけるの？ 飼い主、なにかんがえてるの！？』

フォルテ『なにも かんがえてるわけないよ。とりたいからとる。きっとそれだけだよ。』

ピアノ『ほねほね！ このほね、かみごたえ いいんだよねー。』

フォルテ『おまえ、よくあきずに あそんでるな。』

飼い主『フォルテがすぐに飽きるだけだろ。』

フォルテ『だって うごく おもちゃ じゃないと つまらないだろ？』

飼い主『フォルテ、お前、とんこつラーメンみたいなにおいするなぁ。』

フォルテ『そうか？ でも飼い主はポンコツだろ。』

ピアノ『ポンコツってなぁに？』

飼い主『聞いてくれるな、ピアノ…。』

飼い主『ピアノ、もう朝ごはん片づけるぞ。』

ピアノ『まって飼い主、かたづけないで！ いまから たべるから。』(カリカリッ カリカリッ)

フォルテ『なんなら たべるの てつだおうか？』

ピアノ『そんなことしたら フォルテでも ゆるさない…。』

フォルテ『飼い主、ごはんだけは じゃまするなよ。さすがにおこるぞ。』

飼い主『わ、わかってるよフォルテ。お前の邪魔をするつもりはないんだよ。おいしそうに食べる様子を見ていたかったんだよ(^^;; 』

ピアノ『じー。』

飼い主『止めとけ、ピアノ。本気で危ないぞ…。』

ピアノ『たべてますけど、なにか？』

飼い主『はいはい、ちゃんと食べてるねー。いい子いい子。』

フォルテ『いいなー。ごはん たべるだけで ほめてもらえるなんて…。飼い主、ぼくにも ごはん ちょうだい！』

飼い主『こら！ フォルテはさっき食べたばかりだろ。』

ピアノ『フォルテ、そばにいていい？』

フォルテ『いいだろ〜 飼い主。こいつ、おとなしければ すごく いいこ なんだぞ。』

飼い主『うん、それはよくわかってる。おとなしければな。おとなしければ…。』

ピアノ『かぷっ。』

ピアノ『ねぇ飼い主。ほかのはないの？ きのうのよる、飼い主 おいしそうなもの たべてたでしょ？』

飼い主『うん、たしかにあのケーキはおいしかったけど、お前が食べられるものじゃないんだよ。』

フォルテ『こいつら、きょうも ぼくたちが たべられないもの たべてくるんだぞ。』

ピアノ『えっ…。』

フォルテ『ぶんぶんぶん！！ もういつまで とってるの！？』

飼い主『そりゃ時間があれば気が済むまで。』

フォルテ『は？ ぼくが てをなめる じかんは？』

飼い主『おい、なんでそんなに手がいいんだ？』

ピアノ『飼い主、なんで すわらないと いけないの？ なにも くれないのに すわるのなんて おかしくない？』

飼い主『うん、たしかに言う通りなんだけど、ここは飼い主の顔を立てて座るってのがピアノの役割なんだけどな(^^;; 』

フォルテ『そのうち、イヤでも すわるようになるぞ。』

ピアノ『どういうこと？？』