第27回東海障害者バドミントン選手権大会が開催されました。

看板

第27回東海障害者バドミントン選手権大会が昨日 2015年10月18日(日)、名古屋市障害者スポーツセンターで開催されました。

北は仙台、南は神戸からの参加があったこの大会に、飼い主は大会運営スタッフ兼選手として参加しました。

今日は運営スタッフ視点での大会レポートをお送りしたいと思います。

東海障害者バドミントン選手権大会とは?

東海障害者バドミントン選手権大会とは、その名のとおり東海地区の障害者バドミントンの選手のための大会として始まった大会。今回が第27回となります。

飼い主は10数年前の学生時代に審判としてお手伝いさせていただきました。

それがきっかけで、その後も名古屋の障害者バドミントンクラブ 名古屋スマッシュ にボランティアとして関わるようになり、現在も関わり続けています。

今回は、北は仙台、南は神戸から健常者を含めて58名の選手が参加しました。

試合会場

試合会場は 名古屋市障害者スポーツセンター

体育室があり、バドミントンコートは3面とれます。

クラス分け

クラス分けはおおまかに上肢・下肢・車イスにクラス分け。

本来であれば 障害者バドミントン選手権大会 と銘打っているので障害者の選手だけで試合を組むことができれば1番いい。

ですが、全国各地に散らばっているとなかなかそうもいかないのが現実なんです。

健常者はプレーレベル別に振り分けて上肢・下肢のクラスに振り分けます。

もちろん、健常者同士のペアにしては意味がないので、障害者と健常者のペアも作って組み合わせを決めていきます。

全て振り分けて予選リーグと決勝トーナメントを作ると、3クラス全55試合となりました。

さて、ここから先は熱戦の様子をご覧ください!

右上肢が使えない選手。バック側に打たれたシャトルをバックハンドで返しています。

右上肢機能全廃

両下肢下腿義足の選手。彼は少し特殊で切断ではなく、足の発育不全っぽい感じ。

両下肢下腿義足

右大腿義足の選手。熊みたいだな(笑)

右大腿義足

車椅子の選手。するどいスマッシュを打ち込んでいました。

車椅子

最後に別の右大腿義足の選手。さっきの大腿義足の選手は膝継手の位置が健側と同じですが、この選手の膝継手はすねの位置にあります。

こうみると断腿の長さの違いがわかりますね。

右大腿義足2

運営スタッフとしての視点

長いこと運営スタッフとして関わっていますので、この大会を運営スタッフとしての視点で見てみます。

普及と啓発。それに運営上の問題点です。

普及

普及面では正直成果は上がっていません。日頃から広報活動をしていないため、選手数は減少の一途をたどるばかり。

今はソーシャルメディアでの発信もしやすくなったので、もっと積極的にクラブや選手が発信していかないといけないですね。

パラバドミントンは東京パラリンピックで初めて種目として採用されたので、少し風向きが変わるといいのですが…。

啓発

今回は

参加してもらいました。

パラバドミントンのルールは一般のバドミントンとほぼ同じなので、障害のあるなしに関わらずいっしょに試合ができるのがバドミントンのいいところ

試合に出た中高生にはいい刺激になったのではないでしょうか。

また、愛知医療学院短期大学のみなさんは、理学療法士・作業療法士の卵でもあります。

障害者スポーツの現場に触れるだけでなく、試合の合間に選手から直接話を聞いたり障害の状態を見る貴重な機会にもなっています。

では一般バドミントン愛好家にパラバドミントンが知られているかというと、あまり知られていないのが現実です。

障害をもつ選手も積極的に一般の大会に参加して自らを見てもらうこと。そしてその中で勝ち進むことでより多くの人に知ってもらう必要があります。

運営上の問題点

現在の会場ではバドミントンは3面しかとれません。今回、3クラス全55試合でしたが、

  • 通常
    • 1ゲーム21点, 2ゲーム先取, 20-20で並んだ場合は2点差がつくまでで最大30点

のところ、

  • 今大会予選リーグ
    • 1ゲーム15点, 2ゲーム先取, 14-14で並んだ場合も15点で打ち切り
  • 今大会決勝トーナメント
    • 1ゲーム21点, 2ゲーム先取, 14-14で並んだ場合も15点で打ち切り

としました。本来なら通常の試合形式で楽しんでもらいたいのですが、こうしないと全試合終了が夜になってしまうことが容易に予測できました。(あまり遅くなるとその日のうちに帰る選手は大変なので…。)

たくさんの選手には来てもらいたいんですが、これ以上の参加者が集まるようになると、別の会場を確保する必要が出てきます。

垣根をなくす

昨年のアジアパラ競技大会を観戦してきたから感じるのかもしれませんが、障害があるからといって障害者だけで練習していく時代ではなくなっているように思います。

さっきも書きましたが、ルールはほぼ同じ。自分を高めていくためには普段からより高いレベルに身を置かないといけません。

5年後の東京パラリンピックに向けて各選手自身の努力はもちろん必要ですが、選手がそう考え動くことができる環境を作ることが応援する・支える立場としては必要になるかなと思います。

全国から集まってくれた選手のみなさん、大会運営に関わってくれたみなさん、お疲れ様でした!

え、飼い主の成績はどうだったのかって? パートナーは精一杯頑張ってくれたんですが、飼い主の力不足で予選リーグ敗退でしたよ(ーー;)

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