東京パラリンピック実施種目決定! 新採用のパラバドミントンはどうなった!?

BWF

2017年9月4日(月)に発表となった、東京パラリンピックの開催種目。すべての競技で実施種目が決まったわけではありませんが、全体の実施種目数と選手枠が決まりました。

今回はその中から、自分が1番気になっている新採用のパラバドミントンの実施種目をご紹介しつつ、東京パラリンピックを見据えた戦略を勝手に考えてみたいと思います。

実施種目は14種目。選手枠は90名。

国際パラリンピック委員会(IPC)の記事 Tokyo 2020 Paralympic medal event programme announced によると、22競技で実施種目は537。選手枠は最大4,400名となっています。

このうち、東京パラリンピックからの採用となるパラバドミントンの実施種目は14種目。選手枠は90名(うち男子44名・女子46名)となっています。

内訳は以下の通り。

Men’s events (7) Women’s events (6) Mixed events (1)
Singles WH1 Singles WH1 Doubles SL/SU
Singles WH2 Singles WH2
Singles SL3 Singles SL4
Singles SL4 Singles SU5
Singles SU5 Doubles WH
Singles SS6 Doubles SL/SU
Doubles WH

クラス分けをザックリ説明すると

  • WH: WHeel chair(車イス)
  • SL: Standing Lower(立位下肢)
  • SU: Standing Upper(立位上肢)
  • SS: Short Stature(小人症)

となります。

今日から町田市で開催されるパラバドミントンの国際大会では22種目が開催されるので、かなり絞られたことになります。

仕分けを変えてみると…

この実施種目、男女とミックスでの仕分けになっていますが、これをシングルスとダブルスに変えてみると…

Singles Doubles
MS WH1 MD WH
MS WH2 WD WH
WS WH1 WD SL/SU
WS WH2 XD SL/SU
MS SL3
MS SL4
WS SL4
MS SL5
WS SL5
MS SS6

このようになります。

ちなみに男女別とシングルス、ダブルスの種目は

  • M: Men's
  • W: Women's
  • X: miXed
  • S: Singles
  • D: Doubles

に表現でき、たとえば MD SL/SU と書くと、男子ダブルス 立位下肢/立位上肢 の種目になります。

シングルスが10種目、ダブルスが4種目とかなり偏りがある構成です。ただこれについては世界バドミントン連盟(BWF)がこちらの記事 [BWF News – HØYER LAUDS IPC DECISION] で、

The Badminton Programme for Tokyo 2020 features singles, doubles and mixed-doubles with an emphasis on singles (10 medal events) to ensure a wider range of National Paralympic Committees can qualify athletes for badminton.

バドミントンのためのバドミントン・プログラム2020は、シングル、ダブル、ダブル・ダブルを特徴とし、シングル(10回のメダル・イベント)を重視しており、ナショナル・パラリンピック委員会がバドミントンの選手として認定できるようにしています。

と会長の談話を伝えており、想定内のようです。

もう1つ別の分け方は、WH(車イス) と SL/SU(立位) と SS(小人症)。これもテーブルにしてみると…

WH SL/SU SS
MS WH1 MS SL3 MS SS6
MS WH2 MS SL4
WS WH1 MS SU5
WS WH2 WS SL4
MD WH WS SU5
WD WH WD SL/SU
XD SL/SU

WH が6種目、SL/SU が7種目、SS が1種目となっています。この配分は現在の選手層が反映されたものとなっていると思われます。

まだ見えていないルールがある可能性

この14種目、よくよく見てみるとクラスによって最大出場種目数が違います。

  • SS: 1種目(MS)
  • WH: 2種目(MS, MD/WS, WD)
  • 男子 SL/SU: 2種目(MS, XD)
  • 女子 SL3: 2種目(WD, XD)
  • 女子 SL4/SU: 3種目(WS, WD, XD)

SS と WH が SL/SU と試合をすることはあり得ないので、SL/SU だけ考えてみると、個人的には、女子 SL4/SU だけが3種目出場できるようになるとは思えません。

気になるのは WD と XD の扱い。この2つは SL/SU と書かれています。となると、SL4/SU5 で組むことも可能。

反対に言えば、女子 SL3 が出られる可能性が減る。もしくはなくなるということです。

これらを踏まえて

これらの条件を踏まえて、なおかつ2種目以内の出場というルールができる可能性も考慮して、限られた選手枠で効率よくペアリングする必要があります。

枠がどれだけ確保できるかにもよりますが、

  • 女子 SL4/SU5 は WS と WD または XD。
  • 女子 SL4 が XD に出るなら、男子 SU5 は MS と XD。
  • 女子 SU5 が XD に出るなら、男子 SL は MS と XD。
  • 女子 SL3 が出られる可能性があるのは、WD と XD。

こんなパターンになると思われます。

あとは世界で勝てる組み合わせがどの組み合わせなのかを見極めて、継続的にその組み合わせで練習や試合を積み重ねていくことだと思われます。

これからどんな組み合わせを試していくのか。残り3年を切った今、従来のペアリングにこだわらず、しっかりと実力と相性を検討したペアリングをしてもらいたいと思っています。

そうそう、今日から Japan Para-Badminton International 2017 が始まってますね!

すべての試合結果はこのサイト

で確認できますよ!

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