ピアノ『わたし ここがいいの。どこにいても いいでしょ？』

飼い主『別にいいよ。フォルテのそばじゃなくてもいいの！？』

ピアノ『き きにしてなんか いないんだからね！』

飼い主『ニヤニヤ…。』

フォルテ『ねたいんだよ。ねかせておいてくれよ。』

飼い主『どちらにしろ先生にはまだ安静にしているように言われてるから寝ててもらわないといけないんだけどね。』

フォルテ『んじゃ ねどこつくるから じゃまするなよ。』

飼い主『はいはい。』

ピアノ『ほら飼い主、なでなさいよ。わたしから きてあげたのよ！？』

飼い主『いつもしてるじゃない…。』

ピアノ『わたしの いちにちは 飼い主の みっかぶん なのよ！？』

飼い主『そうか。その時その時が大切だよな。』

飼い主『フォルテ！ こっち見て！』

フォルテ『じゃまするなよ。きょうは ねたいんだよ。』

飼い主『わ、わかった…。んじゃ1枚だけ…。』

フォルテ『もうねるよ…。』

ピアノ『ま…まだなの？ 飼い主はやくしてよ…。』

飼い主『まーだ。もう1回ちゃんとおすわりしてから！』

ピアノ『（そんなこといって…。あとから イタズラしてやる…。）』

飼い主『なにか言ったか？』ピアノ『えっ！？』

動物病院の先生『お薬飲んで安静にね。』

フォルテ『ボクは ケージのそとでも ねてるから だいじょうぶだよ。』

しぱらくして…

フォルテ『はやくだせよ。』

飼い主『今回ばかりはおとなしくケージに入ってなさい！』

ピアノ『わたしも とるの？ とるなら キレイにね！』

飼い主『綺麗かどうかはわからないけど、かわいさは伝わると思うよ。』

ピアノ『そんなのあたりまえよ！ だから キレイにって いってるの！』

飼い主『は、はい…。』

フォルテ『おい飼い主、サボりすぎだろ…。ボクのファンがへったら どうしてくれる？』

飼い主『大丈夫。お前のファンはずっと待っててくれるはずだよ！』

ピアノ『ホントかな？ わたしに のりかえるんじゃない！？』

飼い主・フォルテ『そんなことないもん！』

飼い主『いやー、すげー試合だなこれ。』

ピアノ『ねぇ飼い主。ごはん たべないなら なでなさいよ。』

飼い主『あ、は はい。食べます食べます。』

ピアノ『はやく たべなさいよ…。』

飼い主『なんかこのフォルテ、太い…。』

フォルテ『ふと い だと…。それ…と…とりかた…とりかた…の…もんだいじゃ…。』

飼い主『そうだな。そんなこと言うと後から飼い主も言われてしまう…。』

ピアノ『飼い主 ふとい！ 飼い主 ふとい！』