飼い主『（…。こいつ、寝てるのか？）』

飼い主『（ちょっと近づいてみよっと…。）』

ピアノ『（ビクッ！）…。わたし ねてない … わよ。』

飼い主『し、失礼しました…。』

飼い主『はい、フォルテこっち向いて！』

フォルテ『もう うるさいなぁ…。』

飼い主『露出増やせって言っただろ？』

フォルテ『しゃったーちゃんす は まつもの じゃないの！？』

飼い主『ほらフォルテ、朝ごはんだよー。』

フォルテ『飼い主。ぼくにも おいしいもの ちょうだいよ。』

飼い主『なんだ。ごはんいらないなら、片づけるよ？』

フォルテ『あ いや その…。たべます！ たべます！！』

飼い主『フォルテ、ピアノ。あけましておめでとう！ 今年は戌年。お前たちの年だぞ！』

フォルテ『なにいってるの 飼い主。ぼく うしどし うまれ だよ。』

ピアノ『わたしは ひつじどし よ。』

飼い主『でも お前たち犬でしょ！？』

フォルテ・ピアノ『うまれは ちがうもん！！』

飼い主『さぁ朝ごはんの準備しようかね〜』

ピアノ『はやく はやく！』

フォルテ『ボクのごはんだぞ。ちかづくな！』

飼い主・ピアノ『こえぇー。』

ピアノ『ねぇ飼い主、まだたりないよ？』

飼い主『そうだよね。遊びたいよねー。』

ピアノ『やすめよ。』

飼い主『それは無理…。』

フォルテ『おい飼い主、だしてくれよ〜。ひなたぼっこ したいんだよ〜。』

飼い主『ダメ。先生から言われただろ？』

フォルテ『ねるばしょのちがいだけじゃん。』

飼い主『そうなんだけどさ…。』

飼い主『ピアノ、なんでそこに座ってるの？』

ピアノ『フォルテは わたしが まもる…。（ウトウト）』

飼い主『こんなんで大丈夫か！？』

フォルテ『ムリだろ。』

飼い主『なんかちょっと落ち着いた顔してるな、フォルテ。』

フォルテ『ママがかえってきたからね。それより飼い主、はやくだしてよ。』

飼い主『いつもと変わんないな…。』

フォルテ『そんな かんたんに かわるわけないじゃん。』

飼い主『あれ？ ピアノがフセしてる。なにかやったのか！？』

ピアノ『なんにも してない…よ。』

飼い主『だったら堂々としていればいいのに…。』

ピアノ『（ホントはね…。ナイショ。）』